ミズハ
西日本豪雨で甚大なる被害を受けるが地域のために奮起し、炊き出しでおにぎりを提供するなど尽力してきたオーナーさんが新しくカフェをつくるということで象徴的な作品が欲しいと依頼を受けた。地域がみな復興で苦労してきた中で、訪れた人が心安らぐ場をつくりたいとの思いに心うたれた。トトさんのしふく刷りは、人々のしあわせと世界平和を願って染めておられていますので、ぜひ、しふく刷りによるトトブルー作品をみんなのためにもお願いしたいと言われました。
食を通じて人々の笑顔をつくりだすやさしいオーナーとの出会いから生まれた作品。より良い社会の創造を、自分の立ち位置で一生懸命手がけることは、モノづくりに携わる人間として尊敬します。
Be Happyも大切だが、Make Happyが人として生きる上では大切なことだと、ぼくは思う。
2022年11月
唐紙師トトアキヒコ