ミズハ(舞鶴神亀)
人と人、人と未来をつなぐROHMのモノづくりに呼応し、世界を舞台に羽ばたく企業の飛躍的な成長と、とこしえの繁栄を祈った作品です。
「点描」と「たらし込み」、東西の技法を融合させ、自らの指で数千回数万回と染めていく独自の技法「しふく刷り」から生まれる深淵な青は、八百万の神々や精霊と共に手がけることから詩情が宿るスピリチュアルな「トトブルー」と呼ばれています。エネルギーをスパークさせ連続する同心円を気の流れを帯びた光の波動として表現するこの作品は、千年に渡る伝統工芸として伝承されてきた唐紙文化に新しい試みをもたらし、伝統工芸と芸術の間(あわい)を越えた、まさに絵画的なアートの地平に到達した革新的な現代アートといえます。
青い空、青い海のもと、私たちの世界は美しい青で繋がっています。神聖なる鶴亀、やがて龍になる神の使いである神亀と吉祥をもたらす舞鶴が、ROHMの繁栄を未来の青い地球へと繋いでゆき、その繁栄を通じて、より良い世界となることを願います。
2024年7月
唐紙師トトアキヒコ